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2009年5月3日 - 2009年5月9日

科学的に割り切れないこと

 山折哲雄著「早朝坐禅-凛とした生活のすすめ」(祥伝社新書刊),茂木健一郎・南直哉共著「人は死ぬから生きられる-脳科学者と禅僧の問答」を読みました。この2冊の著書には意外な共通点がありました。山折さんは人間の生命は近代的な合理主義だけでは理解できないと断言します。DNAは科学的に証明されているが実感はない,一方魂というものを科学的に証明できないが,存在を実感することができる,という内容です。脳科学者として有名な茂木さんも「クオリア」「仮想」「偶有性」という言葉を使って脳と心の関係を説明しようとしていますが,南さんとの対談で,科学という枠からはみ出していることを自ら語っています。リアリティのあるものを科学という枠でとらえようとすると,とらえきれない部分が出てきます。1+1は2とはっきりいえるものばかりではありません。数値化できないものばかりと言ってもいいかもしれません。
 山折さんは食育や生きる力についても本質的なことを書いています。バランス良く食べることばかりでなく,食べないことについてなぜ教えないか?生きることだけでなく死ぬことについて殺さないことについて教えないことなどに日本の公教育の限界を感じているようです。情報モラル教育についても同じような根っこがあるように感じました。

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ICT環境を整えたい

 実物投影機を使って説明することの良さについて,新採用の先生に実際に見てもらいました。現在の勤務校には旧型ですが簡単な実物投影機がありました。それを使ってテレビをモニターにして使う方法を見てもらいました。昨日の筆算の指導でも,子どもと同じノートを使って書く様子を見せ,指示を出すとさらに分かりやすくなることを実感してもらいました。
 それにしても,所変わればまったく環境が違います。実物投影機の古さや少なさ,プロジェクタの少なさはどうしようもありません。新採用の先生には,ICTを使わないところからのスタートになるので,ある意味修業にはなりますが・・・。とりあえずエルモ社のモニターに申し込むことにしました。

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子どもへの指示

 初任研の算数の授業を見ました。わり算の筆算の最初です。ノートに筆算をきちんと書かせるという「難関」が待ちかまえています。今回は,先生の指示の出し方が随分的確になっていることに気付きました。1回に1つのことを短く指示する,ということを意識しているので,やるべきことがすぐにわかります。その後,確認をして次の指示を出す時はその状態が続くのですが,それを怠ると少しずつほころびが広がっていきます。やはり授業はコミュニケーションなのだなと感じ,授業後に授業者の先生と一緒に「どのように子どもの様子を把握するか?」について話し合いました。指示はうまく通りつつある,では,それを積み重ねていくにはどうするか?見ること,聞いてみることを細かにやるしかありません。指示したことが確実に伝わるようにするには,もちろん指示の出し方も大切ですが,レスポンスの確認が重要です。
 「やり方を見せること」(ノートのどこから使うのか?どこに線を引くのか?どれだけの長さなのか?)「指示すること」(見せたことをやらせること)「確認・評価すること」の繰り返しですね。「やり方を見せること」についてはICT活用をすることでより分かりやすくなり,「指示すること」の内容が少し変わってきます。しかし,基本的な部分は変わりませんね。

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情報モラルセミナー

 5月16日(土)平成21年度 情報教育対応教員研修全国セミナー「すぐに役立つ!情報モラルセミナー」(社団法人 日本教育工学振興会 主催)が名古屋で開かれます。岐阜聖徳学園大学の石原先生,愛知県教育委員会の玉置先生,そして,名古屋から笠東小学校の藤谷先生がご登壇されパネルディスカッションを行うようです。昨年度,名古屋市情報教育研究会では情報モラル教育の実践を積み重ねてきました。その一端もひょっとしたら藤谷先生から紹介があるかも知れません。

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川越電力館テラ46

 三重県三重郡川越町の川越火力発電所に併設されているテラ46という展示施設に行きました。電力について遊びながら学ぶことのできる施設です。電気をふんだんに使った設備がたくさんあり,子どもにとっては楽しめる場所でした。学ぶということについては少し?です。学ぶということを「知識・理解」だけに限定すると,確かに知識・理解を広げることになりそうですが・・・。とにかく楽しめる場所ではありそうです。

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海の博物館

 三重県鳥羽市浦村にある海の博物館に行きました。浦村といえば牡蠣の養殖で有名な場所です。パールロードの途中という立地条件もあって,鳥羽や賢島に行くことはあっても,今まで立ち寄ったことがありませんでした。今回,立ち寄ってみてすばらしいところだと感心しました。
 広い敷地に大きな棟がいくつもあり,展示や所蔵に使われています。海に面した場所にあるため。その雰囲気を味わいつつ,三重県の伊勢志摩地方の海の文化を満喫することができます。4つのテーマ「海に生きる人々・・・海民」「船・・・木造船の世界」「魚介藻を獲る・・・漁具と漁法」「海の環境を守る・・・汚染の現状」について実物を使った展示がされています。学芸員の方もワークショップから説明まで大忙しの様子でした。
 惜しむらくは実際の海とふれあえる場所が少ない点です。以前訪れた滋賀県の琵琶湖博物館は実際の琵琶湖をうまく展示に取り込んで,琵琶湖について体験し,考えるきっかけになる場所でした。経営上,なかなか難しいのかもしれません。

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背中を見て学べ

 映画「小三治」をシネマスコーレで見ました。盛況だとは話に聞いていましたが,満員なのには驚きました。
 小三治師匠の弟子たちとのかかわりが非常に印象強く心に残りました。手取り足取り教えない,もっと言うと,何も教えない,「背中を見て学べ」という姿勢を貫いている姿から,何か壮絶なものを感じました。楽屋で弟子の三三(さんざ)が高座にかける噺をそらんじている横で上手なマッサージの仕方を教えている小三治師匠。なかなかにシビアな光景でした。これを見てパット・メセニーの言葉を思い出しました。尊敬しているウェス・モンゴメリーの挽き方を真似しましたか?と質問されて,「尊敬しているからこそ,そのスピリッツを真似して,弾き方は真似しなかった。」「自分の音を見付けるのが大切。上手に弾ける人は多いけど,その人ならではの音を出せる人は少ない。」一流の人はどこか共通しているのかも知れませんね。
 小三治師匠のまくらによく登場する入船亭扇橋師匠が,小三治師匠がまくらで語っているとおりの味のある方だとわかったことも,個人的には感激でした。

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