デジタル社会はなぜ生きにくいか
徳田雄洋著「デジタル社会はなぜ生きにくいか」(岩波新書刊)を読みました。今も進み続けるデジタル社会の問題点を事例を紹介しながら指摘しています。そして,近い将来さらに進むであろう「生きにくいデジタル社会」で気を付けるべき心構えを書いています。
「半分信用し,半分信用しない」という心構えを読み,納得すると同時に少し悲しくなりました。デジタル技術は便利な反面,ソフトウェアの不具合や偽物の反乱などが起こる可能性が高いとも言えます。それらのエラーを折り込み済みの上でうまく活用することが大切だという考え方です。全くその通りではありますが,日常のモラルや生き方についても同じように考えると,窮屈でしかたありません。情報モラル指導の実践の折りにも問題になりましたが,情報やメディアについて特性や信ぴょう性を考える前に,人として目の前の人にきちんと対応するためにはある程度の聞く耳と素直な心が必要な時期もあります。低学年の子どもがまっさきに「疑わしいから用心しろ」などと考え,行動するようになったら・・・,と考えると何とも悩ましい問題です。
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コメント
もう25年くらい昔の話です。
私のグループは「批判的視聴能力の育成」と言うようなテーマで研究を進めていました。メディアリテラシーと言う言葉はまだなかったころの話です。似たようなことを言われたことを思い出しました。
「子どもは映像世界に夢を見出している。子どもの夢を壊してはいけない。」
そういうことを言ってるのではないのだけれど・・・・・。当時の自分達の中では「批判的視聴能力」=「豊かに読み取る視聴能力」だったんですよね。言葉は難しい。
投稿: ブンブン | 2009年6月14日 (日) 21時18分